大切な人がセラピーの効果を得る時、何が起こっているのか?

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セラピーは使い方次第で、色々な効果が得られます。

本人が活用するのはもちろんのこと、
その魅力から、
大切な人にお勧めしたくなる事も、あると思います。

そんな場面で
大切な人が、セラピーの効果を得るために、
とても大切なことをお話します。

結論から先にお話すると
それはクライアント(セラピーを受ける人)さんご自身が、
セラピーに関心を持ち、目的意識を持っている状態です。

その理由を紐解いてまいりましょう。

 

プレゼントをもらった人の反応

こんな経験、ありませんか?

 

とても人気で話題の商品を、
誰かからプレゼントしてもらったとします。

でも、自分は、その商品を、ちっとも良いと思えなかった場合

 

良い方向に働くと、
プレゼントしてくれた人の、
気持ちに感謝出来るかもしれません。

ただ、
商品自体には、喜びや効果などを、
感じられなかったのではないでしょうか。

 

一方、悪い方向に働くと、

こんなの、ありがた迷惑!
物があふれて、片付けも追いつかなくて困っているのに、
何で、わざわざ、こんなものをくれるの?
・・・等々。

善意でプレゼントしてくれた人に対して、
湧き上がる怒りや疑問に、
イライラしていたかもしれません。

 

人には趣味や考え方、
そしてタイミングもあります。
自分にとっては最高だと感じられた物を、
プレゼントしたとしても、
受け取る人の反応は、様々ですね。

 

セラピーの情報を受け取った人の反応

では
こうした、やりとりが、
セラピーのおすすめ情報だったら、どうでしょう?

「○○セラピー」というのがあって、
こんな効果があって、あんな効果があって、
あなたの役に立つと思うから、受けてみたら?

そんな、おすすめ情報を受け取った人が、
ある程度、元気な時なら、
自分のために良かれと思っての言葉と理解出来ますし、
その気持ちに感謝した上で、
自分の冷静な判断や、直感を使って、
それが本当に必要なものかどうか、見極めてゆけるでしょう。

でも
体力的にも精神的にも弱っている時期だったらどうでしょう。
あるいは、元々、勧められると断れない性格だとしたら、
どうでしょう。

 

セラピーなんて、
訳が分からないし、怖いし、面倒くさそう。
本当は、動けるものなら、動きたいけど、
とにかく気力が湧かなくて。
今は、ただひたすら休みたい。

・・・ここで、断ることが出来る人、
上手く逃げられる人はまだ良いです。

 

せっかく、おすすめ情報をくれたのに、
ここで、自分が動かないと、またどう思われるか分からない。
あの人(すすめてくれた人)の、悲しそうな顔を見るのも辛い、
だから、しんどくても、やるしかないか

・・・そんな、状態かもしれません。

 

セラピーには目的が必要な訳

セラピーでは、目的が曖昧なままでは、
クライアント(セッションを受ける人)さんご自身の、
得るものも曖昧になりがちです。

自分から望んで受けるセラピーには、
目的があります。
しかし、人からすすめられたものには、
あまり乗り気でないと、
目的を、持ちにくいです。

そりゃ、そうですよね、
誰だって自分がやりたくないことを、
自分の意に反して、やりたくは無いですし、
そんな時、目的意識を持つのは、難しいと思います。

もちろんセッション前から
セラピストは、クライアント(セラピーを受ける人)さんの
目的を出来るだけ明確にしてゆきます。

セッションの最中には、
クライアントさんご自身が、
必要なことを、見たり聴いたり感じたりしてゆくことを、
サポートもします。

ですが、自分から望んで取り組むことと、
そうでない事の間には、
やはり大きな隔たりがあります。

 

目的が曖昧だと、
どこに注目したら良いのかが、分からないので、
本当ならば、抱えている問題に、良き変化をもたらす、
肝心の部分があっても、気付きにくいです。
また、最も大切な場面を目の前にしても、
勇気を持って、直視することが出来ないこともあります。

すると、
セラピーから得られる気付きが少ないので、
行動する意欲を持ちにくくなります。
その人にとって必要な行動が
出来なかったり、続かなかったりで、
結果的に、効果も薄まりがちです。

 

頭と心の食い違いと、根源的な責任回避

○○さんの、おすすめだからと、
仕方なく受けるセラピーでは、
求める効果が得られない時、
陥りがちな罠があります。

あなたも、何かを考えて、答えが出ない時に、
こんな風に思った事はありませんか?

もう考えるのもしんどい。
○○さんが薦めてくれるなら、
きっと良いものに違いないから、従っておこう。

 

この時点で、クライアント(セラピーを受ける人)さんは、
自覚はしていなくても、
セラピーの結果を、
すすめてくれた人に、責任転嫁出来る状態になっています。

上手くいっても、いかなくても、
とりあえず、従っておけば、私が責められる事はない。
そんな言葉になる前の、
心の奥にある思いが感じられるのではないでしょうか。

人は頭で変わりたいと思っていても、
潜在意識(心の深い部分)は、
出来るだけ現状を維持しようと働く力があるので、
仕方の無いことではあるのですが、
これでは結果が出にくいです。

せっかくの
貴重な時間やお金をかけて受けるセラピーが、
結果に繋がらず、責任転嫁で終わるなんて、
悲しいですよね。

 

時間は命

人は誰もが、生まれた瞬間から、
死に向かって、生きています。
時間は、命と同じです。
何をするのも、しないのも、
人は貴重な時間(命)を使いながら、生きています。

 

自分にすすめてくれた人を、失望させたくないから、
責任をとらなくて済むよう、言われるままに、
そんな理由で受けるセラピーは、
クライアント(セラピーを受ける本人)さんにとって、
命の無駄使いになります。

責任転嫁が起これば、
良かれと思って情報をおすすめした人にとっても、
辛い結果が待っています。

 

大切な人がセラピーの効果を得る時、何が起こっているのか?

セラピーで大切な人に、効果を得てもらいたいなら、
少なくとも
ここまでお話した逆の状態を目指すことが必要です。

それはクライアント(セラピーを受ける人)さんご自身が、
セラピーに関心を持ち、目的意識を持っている状態です。

きっかけは、人から得た情報であっても、申し込む時には、
○○についてセラピーに取り組んでみたい。
という気持ちになっていることが大切です。

その上で、
事前のカウンセリングや、体験セッションを活用するなら、
クライアント(セラピーを受ける人)さんは、
目的を明確にしたり、
さらに真の目的を見付けたりするのに役立ちます。

(目的は「A」と思っていても、実はその下に、
真の目的「B」が埋もれていることがあります。
これについては改めて書きますね)

また、自らの状況や気持ちを再確認するのにも役立ちます。
セラピーが自分にとって、合うかどうかも、分かります。

結果を得る道は、複数ある

セラピーでは、人それぞれがお持ちのテーマについて、
日常生活では得難い、深い気付きを得てゆくことが出来ます。
得られた気付きを持ち帰って、
毎日に活かしてゆくことで、変化が加速してゆきます。
結果、
悩みを解決し、目指す方向へ進んでゆくことも出来ます。

もしも、ご縁や必要があって、
あなたや、あなたの大切な人が、
セラピーに巡り合えているのでしたら、

効果を最大限受け取ることが出来るよう、準備をして、
セラピーを活用することは、
可能性の扉を開く、良い選択だと思います。

 

ここで、1つコツがあります。
それは
「準備を整えて、セラピーを受けて、
気付きも得られたのに、
毎日の生活の中へ活かし切れず、
思う様な結果が出せなかった場合、
あなたご自身や、あなたの大切な人を、
どうか責めないでいて下さい。」
ということです。

どんな事でも、
1回目から、必ず成功しなければならないとなると、
緊張して、出せる結果も出しにくくなってしまいますよね。

それに、道は1つではありません。
人は、いつからでも、どのような道からでも、
進化してゆけます。

 

 

 

 

大切な人が、セラピーで効果を得るためには、
大切な人自身が
明確な目的や、セラピーを受けたいという意志を、
持っている事が大切です。

 

ここまで読んで下さったあなたは、
大切なことは分かった。
だけど、そういう状態を作るのが、
そもそも大変で、難しいと感じているかもしれませんね。

どうすれば良いでしょうか?

これも、方法は色々ありますけれど、
実際に効果のあった、ある簡単な方法について、
お話したいと思います。
(次回に続けます。)

 

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