ようこそ
1つのバラの花から、出来事がつながり合ってゆきました。
私の大切にしているものたちのエピソードです。
=====(お知らせ)=====
体感して、お話しできる
セラピーカフェin横浜
今度は6月17日です。
====(感謝を込めて)====
5月、母の日のプレゼントにと、
田舎に住む母へ花を贈りました。
鉢植えで、ずっと育てられる、
かわいいピンクのバラです。
配送をお願いした数日後、
「ありがとう」というタイトルのメールが届きました。
母からの喜びのメールです。
ただ、気になることに、文中には、
「・・・白い色をした、今にも咲きそうなバラ・・・」
とあります。
あれれ?ピンクの花を贈ったのだけど、
どこかで間違って、
白い花が配送されてしまったのかしら?!
そんな思いが頭をよぎりました。
今年も共同で贈ってくれていたパートナーとは、
花を選ぶ段階で、さんざんリサーチと相談を重ねました。
意見が合わず、途中ちょこっと喧嘩もしながら、
やっと決まった、お気に入りの花だったので、
余計に、気になるわけです。
しかし、肝心の母は、そんなことは知りません。
何より喜んでくれていましたので、
あれこれ荒立てずに、
今回は、これで良しとすることにしました。
人間、例えば問題が起こっている最中は、
泣いたり、わめいたりするほどの事でも、
一旦、片づくと、忘れるものですね。
母のバラのことも、いつのまにやら、
日々に、ゆっくりと埋もれていきました。
そんな出来事を経て、
今日、また、母が喜んで便りをくれました。
「・・・最初は白いバラだと思ったけれど、
咲きだすと、ピンクのバラになった・・・」
おぉ~
ちゃんとピンクの花が届いたのだ!良かった~
と、まさに胸をなで下ろしました。
さて、
今回の出来事は、日常の、ちょっとした一コマですから、
こんな感じで、
やがて、また忘れてしまっても、良いと思います。
でも、人生の中には、
その、細部に至るまで、
忘れたくない経験をすることがあります。
その時代や背景、
気持ちや、空気感、
共に過ごした人々、
成し遂げたこと、成し遂げられなかったこと、
象徴するもの、
そんな諸々を、
手に取るように鮮明に味わうことで、
その時と同じように、
今でも、勇気や希望が湧いてくるような経験です。
実は、そうした経験を、
セラピーで味わうのは、珍しいことではありません。
それでもやっぱり、
人間は忘れてしまう生き物だから、
何もしないままでは、すばらしい経験や気付きも
時間の経過と共に忘れていってしまいます。
そこで、役立つものがあるんです。
それは何だと思いますか?